揺さぶられるとき

色々な文章や本を読んでいると


わけもなく涙があふれそうになってくるときがあります。



1番自分自身、意味不明に涙が溢れてきたのは、



宮本輝さんの優駿の一場面。


この小説は、まだまだ子供の頃に読んだので、


大人の男の人や女の人の心に入り込めず、


途中までそんなに深入りせずに読んでいました。


けど、ある一場面で、突然大きく心が揺さぶられ、


気付くとぼろぼろと涙を流していました。


ここからは、少しネタバレになります。


読んで、大分時間がたつので、うろ覚えなんですが、


たしか、たしか、主人公の父親のことだったと思います。


父親は昔離婚し(多分)子供と別れました。


子供からすれば、捨てられたという感覚だったのではないかと


思います。


その子供が病気になりました。


まだ、若い男性だったと思います。


その病気は、移植をしないと助からない病気です。


しかも、それは身内からでないと無理なものです。


その青年は、憎かった、許すつもりはなかった父親に


会いに行きます。


そして、移植できるかどうかの検査をしてほしいと頭を下げる


んです。


父親は承知します。


けれど、駄目でした。間に合わなかったのです。


主人公は、その経緯を知り、父親に声をかけました。


どんな言葉かは忘れました。


でも、その声をかけた瞬間、


父親が激昂したのです。


そのときの言葉も忘れてしまいました。


けれど、激昂して、何かを叫んだのです。



その場面を読んで、号泣してしまいました。


今も、この場面を思い出しながら書いていても、


涙腺が緩みます。


自分でも何でだか、わからない。


でも、ずっと身が入らなかった読書で、(でも、さすが


人気のある作品なので、読むのをやめようとは思いませんでした。


読み続けさせる力のある小説でした)



いきなり、そこだけ、心に入り込んできて、


泣かされてしまったのです。



こんなふうに、文章や小説を読んでいて、



いきなり泣かされたり、じわじわと眼が熱くなり、


涙がにじんでくることや、わけもわからず哀しくなる


こともあります。



それって、その文章に沁み込んでいる色々な感情が


こちら側に伝わってきているのかなあと考えました。


そして、それに共振するとこちらの心が震える。


突発的に襲ってきた涙が、実は、自分の深層心理をあらわして


いたりもする。


と思ったりします。


突如、自分では思いもがけない感情に揺さぶられたとき、


その感情と冷静に向き合えれば、日頃、自分でも気づかぬままで


いた無意識、深層心理に出会えるのかもしれないです。



でも、深層心理は深すぎて、暗闇過ぎて、


やっぱり、なかなかたどり着けない。


たどっても、やっぱり、わからない。


なかなか自分の心の底を分析するのは難しいことであります。




と、仕事しながら、眠りそうになったので、昨日考えていた


ことを書きにきました。



さぼりは常習犯です。



ではでは。


真面目にお仕事に取り組みます。


また。








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